医師のいっしーです!今日は「オトコの悩み:抜け毛が増えた」について、書いていこうと思います。
「抜け毛」という症状は誰もが一度は経験をしたことがあると思います。
その時に気になるのが、その症状が「AGA(=AndroGenetic Alopecia=いわゆる若ハゲ)」かどうかということだと思います。
今回はその悩みを少しでも解消できる内容にしていきたいと思います。
「抜け毛」について
健康な人の頭髪は、1日あたり50〜100本抜けると言われています。正常なヘアサイクルでは、抜ける毛だけでなく新しく生えてくる毛もありますから、1日100本ほどの抜け毛ならあまり気にする必要はありません。
ちなみに、秋は抜け毛が増える傾向にあり、人によって9〜12月頃まで抜け毛が続く人もいます。しかし、秋の抜け毛は、夏の紫外線ダメージや夏バテ、毛髪全体の生え変わりなどによるものなので、AGA(=若ハゲ)とは根本的な原因が異なります。
とはいっても、抜け毛の本数を毎日数えるのは難しいと思いますので、以前に比べて抜け毛が増えたかどうかで判断するといいでしょう。いつもより、枕に抜け毛がたくさんついていたり、シャンプー中に抜け毛が増えたと感じる時は、AGA(=若ハゲ)を発症している可能性が考えられます。
AGA(=若ハゲ)の場合は髪や頭皮のダメージというよりも、ヘアサイクルそのものが乱れて起きるものなので、抜け毛の本数に対して新しい毛が追いつかなくなることが1番の問題です。
また、正常な抜け毛と異常な抜け毛には、
- 正常な抜け毛…太くて長さがあり、毛根が白い
- 異常な抜け毛…細くて短く、毛根が小さいor毛根がない
このような違いがあります。
AGA(=若ハゲ)を放置する問題点
AGA(=若ハゲ)を疑ったらすぐに対策を取ることを推奨します。
事実、AGA(=若ハゲ)の発症年齢はここ数年で低年齢化しているとも言われています。
AGA (=若ハゲ) は、放置すると薄毛がどんどん進行します。AGAの進行スピードには個人差があり、10年以上かけて徐々に進行する方もいれば、3年ほどで急速に進行する方もいます。
ただ、一度発症してしまうと、適切な治療なくして薄毛が改善されることはまずないと言えるでしょう。
まずはAGA(=若ハゲ)かどうかの診断を
ここまでAGA(=若ハゲ)を見分ける方法を書きましたが、正直患者さん本人だけでは判断が難しいと思います。
そもそも頭皮は直接自分からは見えません。実際に医師をやっていても、見ただけでは判断に迷う症例も多く、その場合にはマイクロスコープで頭皮をみて、その情報も併せて判断します。
やはり、AGA(=若ハゲ)かどうかを判断するには、専門のクリニックでの診断が必要不可欠と思います。
AGA(=若ハゲ)の進行ペースや治療内容は、患者様によって一人一人異なります。悩んでいる間にもAGAは確実に進んでいくので、気になり始めたら、まずは専門クリニックを受診してください。
おすすめのAGAクリニック
これまで複数のAGAクリニックで勤務してきましたが、そのクリニックによって診断法・治療法は様々です。
今私が勤務している「AGAクリニック東京」では、医師による頭皮診断と患者様一人一人に合わせたAGA治療を行っています。
私の経験から申しますと、AGAだとしても正しい治療をすればほぼ確実に発毛の効果が出ます。
現代では、「AGA(=若ハゲ)は、治る病気」です。
悩んでいる間にもAGAは確実に進行するので、気になり始めたらすぐに気軽に御相談を下さい!
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