オトコの悩み:前髪が薄くなってきた【薄毛・AGA】

男性の薄毛・AGA

こんにちは!医師のいっしーです!今日は「オトコの悩み:前髪が薄くなってきた」について、書いていこうと思います。

「前髪」は顔の一部であり、髪の中で一番目立つという部位かと思います。また「前髪」は、鏡で自分で見ることができる為、気になっている方も多いかと思います。

今回はその悩みを少しでも解消できる内容にしていきたいと思います。

医師をやっていて、元々髪が細めの若い男性が、生え際型のAGA(前髪が薄くなる若ハゲ)を発症されているパターンをよく見ます。今回は、若い男性必見の内容かと思います!

 

薄毛の種類

臨床上、AGA(=若ハゲ)は以下の3つに分類されます。

  • 生え際型
  • 頭頂部型
  • 上記2つの混合型

AGAは薄毛の進み方はパターン化されており、その型に当てはまる場合はかなり高い確率でAGAと診断されます。

発表されている論文の中には「ハミルトン・ノーウッド分類」という分類もあり、以下の表も参考にはなるかと思います。

ハミルトン・ノーウッド分類
Ⅰ型AGAの初期レベル。生え際が少し後退しているが、他人からは気づかれにくい。
Ⅱ型Ⅰ型よりも生え際の薄毛が進行している状態。
Ⅱ vertex型Ⅱ型の薄毛に加え、頭頂部がO型に薄くなっている状態。
Ⅲ型生え際の薄毛がくっきりとM字になっている状態。髪全体のボリュームも少なくなってくる。
Ⅲ vertex型Ⅲ型の薄毛に加え、頭頂部がO型に薄くなっている状態。
Ⅳ型生え際が後退し、頭頂部がO型に薄くなっている状態。
Ⅴ型生え際が後退がより顕著な状態。あと少しで頭頂部とつながりそうな段階。
Ⅵ型生え際が後退し、頭頂部とつながっている状態。
Ⅶ型Ⅵ型がさらに進行し、側頭部の薄毛も目立つ状態。

 

実際の臨床現場では「ハミルトン・ノーウッド分類」を使うことは少なく、最初に記した以下の分類を使って診断します。

  • 生え際型(前頭部型も含まれる)
  • 頭頂部型
  • 上記2つの混合型

実際の臨床現場において、生え際や頭頂部などの部分的な薄毛は、AGAかどうかを判断する上で非常に重要な基準となります。

今回は、その中でも「前髪が薄くなってきた」という自覚症状が出る、「生え際型AGA」について書いていきたいと思います。

 

生え際型AGA

「生え際型AGA」は、早期は「M字ハゲ」・進行すると「U字ハゲ」と言われます。

このAGAを早期に見抜くためには、 「M字ハゲ」 を見抜く必要があります。

「M字ハゲ」には以下の特徴があります。

  • 左右の生え際が剃り込みのように後退している
  • 正面から見た時の額の形が「M」に見える

この条件を満たしていれば、すでにM字ハゲになっている、もしくはM字ハゲの予備軍であると言えるでしょう。

「自分はM字ハゲかもしれない」とお悩みの方のため、まずはM字ハゲかどうかを判断する目安について解説していきます。

 

左右の生え際が指2本分以上後退しているかどうかを目安とする

M字ハゲの診断は、眉を思い切り上げた時にできる一番上のシワと、一番深い生え際の感覚が指2本分、あるいはそれ以上後退しているかどうかを目安にします。

頭皮(もともと髪が生えていた部分)と額の境界線は、目を思い切り見開いた時にできる額のシワで判断するので、最上部のシワから生え際までの距離が長い方は、M字ハゲが進行している可能性が高いでしょう。

また、薄毛が気になり始めるより前の写真を用意し、どの程度M字ハゲが進行したのかを確認するのも一つの方法です。

 

年々おでこが広くなってきている方も注意が必要

年齢とともにおでこが広くなっている方も、今後M字ハゲが進行する可能性が高いです。

もともとの額の形もありますが、以前より生え際が奥まっていると感じる方もM字ハゲの予備軍であると言えるでしょう。

生え際の薄毛は、M字ハゲだけでなく「U字ハゲ」につながることもありますから、生え際の後退には十分注意が必要です。

 

M字ハゲに年齢は関係ない

薄毛と聞くと、中年男性にありがちな悩みというイメージがありますが、M字ハゲに関しては年齢はあまり関係ありません。

事実、当クリニックには、20〜30代という若い世代でM字ハゲのお悩みを抱えている方が多く来院されます。

若くしてM字ハゲになると、若いのに薄毛であるという自分を受け入れられなかったり、人と面と向かって会話することに抵抗を感じる方も多いです。

もう一度言いますが、若い方のM字ハゲは決して珍しいことではありません。

今すぐにできる改善法も色々とありますから、まずは薄毛の原因を特定し、早めの対策を講じることが大切です。

 

生え際型AGA(M字ハゲ)の兆候が見られたら

生え際型AGAの兆候に気づいたら、これ以上薄毛が進行しないよう早めに対策することが重要です。

まずは、AGA治療の専門クリニックを受診し、AGA(=若ハゲ)かどうかの診断を受けることをおすすめします。

AGAは確実に進行していくので、「まだ大丈夫」と油断はせずに、適切な治療で薄毛の進行を食い止めましょう。気になり始めたら、すぐに専門クリニックを受診してください。

  

おすすめのAGAクリニック

これまで複数のAGAクリニックで勤務してきましたが、そのクリニックによって診断法・治療法は様々です。

今私が勤務しているAGAクリニック東京では、医師による頭皮診断患者様一人一人に合わせたAGA治療を行っています。

私の経験から申しますと、AGAだとしても正しい治療をすればほぼ確実に発毛の効果が出ます。

現代では、「AGA(=若ハゲ)は、治る病気」です。

悩んでいる間にもAGAは確実に進行するので、気になり始めたらすぐに気軽に御相談を下さい!

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