オトコのプライベートな悩み:薄毛(AGA)治療をしたいけど、何をすればいいか分からない【薄毛・AGA】

男性の薄毛・AGA

こんにちは!医師のいっしーです!

これまで、どのような症状でAGA(=若ハゲ)に注意をしていけば良いかということについて書いてきました。

その上で気になるのは、「AGA(=若ハゲ)が疑わしいのは分かったけど、どのような治療をすれば治るの?」ということだと思います。

今回は、「AGA(薄毛)治療にはどのようなものがあるのか」ということについて書いていきたいと思います。

今回は、AGA治療の概要的な内容となりますので、全体を把握するのに有用かと思います!

 

AGA治療の種類

AGA治療には大きく分けて以下の4つがあります。

  1. 内服薬
  2. 外用薬
  3. 注入薬
  4. 植毛

いずれの方法においても、AGA(=若ハゲ)は、早いタイミングで治療を始めると効果を実感しやすいと言われています。

それではそれぞれの治療法について、概要をまとめていきましょう。

 

治療方法①内服薬

AGAの治療方法の中で、もっともポピュラーなのが内服薬による治療です。

AGA治療に使われる内服薬は、大きく分けると

  1. 薄毛の進行を予防するもの
  2. 発毛を促進するもの

この2つの種類に分類されます。

よく知られるAGA治療薬の種類は以下の通りです。

効果薬の種類
薄毛の進行を予防・プロペシア(成分名:フィナステリド)
・ザガーロ(成分名:デュタステリド)
発毛作用・ミノキシジル
・アロビックスなど

これらの薬はAGA治療に優れた効果を発揮します。

とくにフィナステリド・デュタステリドの内服による治療は、日本皮膚科学会のガイドラインでもっとも高い推奨度Aと評価されています。

 

治療方法②外用薬

外用薬は、薄毛が気になる部分に直接塗布できるのが大きな特徴で、ミノキシジルという成分がよく知られています。

発毛効果のあるミノキシジル外用薬は、日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインにおいて、最高Aランクに推奨されています。

参考:日本皮膚科学会ガイドライン

 

治療方法③注入薬(メソセラピー・HARG療法)

HARG療法とメソセラピーには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メソセラピーHARG療法
注入する薬液ミノキシジル・成長因子・銅ペプチド等の発毛因子をブレンドした薬液HARGカクテル※
注入方法・注射
・針付きのローラー(ダーマローラー法)
・炭酸ガス
・レーザー照射
注射
メリット・注入方法によって痛みの少ない治療が受けられる・女性も受けられる
デメリット・注射による注入は痛みを伴う・治療費が高い
・痛みや赤みを伴う
※健康な成人女性から採取した幹細胞を培養・ろ過し、粉末化したもの。成長因子や、細胞間の伝達物質が含まれており、頭皮や毛根を再生する効果がある

HARG療法は、頭皮や毛根を再生させる効果のある薬液を直接頭皮に注入する治療法です。

薬剤の作用によって毛母細胞が活性化され、ヘアサイクルが平常に戻ることで、太くてコシのある健康的な毛髪へ生まれ変わります。

HARG療法の費用相場は、1回あたり10〜15万円と非常に高額です。効果を持続させるには3〜4週間に一度のペースで治療を継続しなければならず、費用面がネックとなり長く続けられないという患者様も多いようです。

一方のメソセラピーは、1回あたりの治療費が4〜6万円とHARG療法ほど高額ではありません。薬液の成分や注入方法はクリニックによって異なり、HARG療法に比べて痛みが少ない点はメソセラピーの大きなメリットと言えるでしょう。

気になる発毛効果は、AGAの進行具合や体質によってメソセラピーでも十分な効果を実感できるケースが多いです。

HARG療法より安いからといって効果が劣るわけではないのでご安心ください。

 

治療方法④植毛

薄毛が進行してしまった部分に、自毛や人工毛を植え付ける治療法です。

日本では、比較的副作用の少ない自毛植毛が主流で、後頭部など、AGAの影響を受けにくい部分の毛を移植するのが一般的です。

ちなみに、日本皮膚科学会のガイドラインでは、人工毛植毛は副作用のリスクが高く、推奨度は最低ランクのDとされています。

参考:日本皮膚科学会ガイドライン

自毛植毛の場合、一度移植が完了すると、抜け落ちても再び毛が生えてくるのが最大のメリットです。定期的な通院は必要なく、メンテナンスもほとんど必要ありません。

ただし、移植するのに十分な毛量が必要なことや、治療費が300万円を超えるケースが多い点をデメリットととらえる方もいます。

海外の安いクリニックで治療を受けて、理想のイメージとかけ離れた仕上がりになってしまった…という方は少なくないようです。

また、ヘアサイクルが乱れたままでは、植毛を受けても再びAGAが進行することがあります。そのため、植毛を受けても内服薬での治療は必要となります。

 

「薄毛(AGA)治療をしたいけど、何をすればいいかわからない」という時には…

いかがでしたか?今回は薄毛(AGA)治療の概要を書いたので、今後各治療法について詳しく解説していきたいと思います。

今回の内容を読んでも、「自分にはどの治療法が良いか」は患者様自身では完全には判断できないと思います。

やはり、AGA(=若ハゲ)の診断・治療には、専門のクリニックの受診診断が必要不可欠と思います。

AGA(=若ハゲ)の進行ペースや治療内容は、患者様によって一人一人異なります。悩んでいる間にもAGAは確実に進んでいくので、気になり始めたら、まずは専門クリニックを受診してください。

  

おすすめのAGAクリニック

これまで複数のAGAクリニックで勤務してきましたが、そのクリニックによって診断法・治療法は様々です。

今私が勤務しているAGAクリニック東京では、医師による頭皮診断患者様一人一人に合わせたAGA治療を行っています。

私の経験から申しますと、AGAだとしても正しい治療をすればほぼ確実に発毛の効果が出ます。

現代では、「AGA(=若ハゲ)は、治る病気」です。

悩んでいる間にもAGAは確実に進行するので、気になり始めたらすぐに気軽に御相談を下さい!

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